京都のこころ

今日、テレビをつけてたら、NHKで「京都のこれから」という討論番組がやってました。
生放送の討論会で、生粋の京都人や母校の元教授や(笑)いろんな人が出演して、京都についていろんなことを語ってました。

f0001378_219349.gifその中で、私が一番がっかりしたのが、 『柊家』の景観が変わってしまったこと。
川端康成も愛した老舗旅館は、数年前に訪れたことがあります。
随所に和のまごころが込められたこの旅館は、ほんとに静かで落ち着ける空間です。
ごはんももちろん美味しい!
仲居さんの本にもあるように、おもてなしの心が嬉しい、大人の宿なのです。




建物もさることながら、庭でほっこりできるのが素晴らしいところ。

なのに、隣に高層マンションが建ってしまって、その景観は失われてしまいました。
女将さんもテレビで言ってましたが、途端に現実に引き戻される感じ・・・。
京都では昔から金閣寺がホテルに同じ理由で抗議してるし、最近では広島の原爆ドームがやはり同じ問題で論議をよんでるみたいですね。

どちらも法律では、何の問題もないこと。
でも法律の問題だけでなくて、世界遺産でもあるし、文化的施設としての価値を考えると、周囲との調和を考えた規律が必要かもしれません。
現にヨーロッパの多くの街では、新築の建物の概観だけでなく高さの厳しい規制があります。
日本では、維持費などの多くの問題によって、古いものの多くは既に失われました。
でも古いものは壊したら最後、作れるものではありません。
新しいものも、作ってしまえば、そう簡単に壊せません。
そういう、行政の曖昧さが生み出した「ちぐはくさ」が、京都のあちこちに見られます。

京都の影に、日本の伝統が抱える問題をみた夜でした。
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Commented by ゆーこ at 2006-05-26 23:40 x
柊屋は一度は行ってみたいけど、なんせ値段が・・・w
マンションが建っちゃったの?
・・・それって、やだな・・・。
Commented by 美由紀 at 2006-05-27 07:33 x
仲居さんの本を買ったまましまい込んで数年たっちゃったけどそんな事になってんの?
悲しいな。
法律上の制約がない部分は何してもいいだなんて解釈、悲しすぎるよ。
これも「愛国心」を形成する一部分に該当しませんか?
「愛国心」が戦争に繋がるって解釈ばかりだけど、そればかりじゃないと思うよ私。
Commented by gogolotta at 2006-05-27 11:29
☆ゆーこちゃん
私も、お昼を食べて、ちょっと会合に出ただけだから泊まったわけじゃないよ(笑) でも朝食がおいしいらしい。
Commented by gogolotta at 2006-05-27 11:34
☆美由紀ちゃん
愛国心って、わざわざ教科書に書いて教えることじゃないと思うな。
日本人がそれをしたら、危険思想だってのは理解できるよ。
今のアメリカがそんな感じ。

それよりももっと身近な物事を大事にするとか、道徳観や美徳を大人が教えるほうが重要じゃないかな。
大人にも、美意識や何かがなあなあになりすぎて、損なわれてる気がするよ。
国がどうのこうのよりも、もっと周囲を見て意識したら、それが理想的な「愛国心」になると思うんだけどね。
by gogolotta | 2006-05-26 21:13 | 和ごころ | Comments(4)

つれづれに日々のことなど。たま~にですが。


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