カテゴリ:映画おたく( 72 )

ラブソングができるまで

まさにラブコメの王道!!
『ラブソングができるまで』を観てきました。
ヒュー・グラントの映画はかなり観てるので、今回も期待を持ってました。
いや~、想像以上でしたわ。

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ストーリーは先も読めてしまうので、あえて多くは語りません。
ヒュー演じるアレックスは、80年代に一世風靡した「ポップ」の元ボーカルで、昔の光今いずこ。
歌姫コーラから彼に「新曲を作って」と大きなチャンスが舞い込むが、作詞の才能はゼロ。
そんな彼の前に、植木係としてやってきたソフィーが現れる。
一緒にラブソングをつくるうちに…。

と、まあこんな感じ(笑)
最初からヤマも想像できてしまう(嫌な感じの観客 爆)んですが、この映画の見所はそんなところじゃありません(^-^;
冒頭からやってくれます。ぐふふ。必見です。

ヒューの”腰振りダンス”が!

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80年代なんて、私にはよく分からない時代。
記憶にあるのは、「ニューキッズ」くらいから(笑)
でも、あのヒューの前髪とダンスがおかしいのなんのって。
『モーリス』の頃の面影は…?(爆)
爆笑ものです。最後まで笑えます。
すっかり冴えない色男の似合う彼と、ソフィー演じるロマンティックコメディの女王ドリュー・バリモアのエキセントリックな愛らしさに、とっても癒されます。
彼らを取り巻く人々も、アメリカ映画にありがちな独善的な人もいないし、変わってるけどロマンチストばかりで、リラックスして観られました。
でもコーラの、「ブッダの悦び」って何ですか…。罰が当たりますよ。
あれは、開いた口がふさがりませんでした(-_-;

監督が『トゥー・ウィークス・ノーティス』のマーク・ローレンスだと知って納得。
あの映画も面白かった(かなり身につまされることがあったけど)。
こんなに苛々することがなく楽しめるコメディって、なかなか少ないです。

80年代ポップスを知ってたら、もっと楽しめたのかもしれませんね。悔しいっ(>_<)
でも、音楽ってすごいな~。
ラストシーンは笑えるんだけど、じーんときます。
歌って素敵! 
それがこの映画を魅力的にしてる大きな要因だと思います。
ヒューは歌ってもいい男だ(笑)
あんなふうに歌って口説かれたら、もうグラグラです~ぅ(ほんとかっ!?)
また、ちょっとダサいヒューのダンスを見たい☆
ハッピーな気分になれる映画でした。
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by gogolotta | 2007-05-16 22:19 | 映画おたく | Comments(7)

フランシスコの2人の息子

父がくれた音楽が僕らの夢の始まりだった
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ブラジルで500万人以上が涙したという『フランシスコの2人の息子』を観て来ました。
やっと、神戸で公開された~!!(>_<)v
最近多い実話に基づく映画。「事実は小説より奇なり」と言いますが、そう思うと一層感動します。
ブラジル映画といえば『セントラルステーション』ですが、こっちの方が好きだな~。

小作人フランシスコは、何より音楽が好きで、生まれてくる子供をミュージシャンにしたいという夢を持っていました。
一日中ラジオで音楽を流し続け、長男のミロズマルや弟のエミヴァルを、何とか自分のような貧しい農民でなく、他の道を歩んでほしいと願うフランシスコの親心。
食べるものよりも、アコーディオンやギターを買って2人に与え、生卵を飲ませる「英才教育」…。
ミロズマルはものすごい音痴で、楽器も全く才能なし。
観ている方も、「これがほんとに、成功するの!?」と心配するほど(^-^;
一度は諦めかけたフランシスコも、ミロズマル自身の熱意には負けてました。絶対に楽器を放さない。うるさくハーモニカを吹き続ける。
(これが物語の終盤には「遺伝なのか?」と思うことに 爆)

そして、楽器よりサッカーボールが欲しかったエミヴァルも、やがて兄とともに音楽への道を目指します。
地代が払えず、母エレナの父に土地を追われるように都会へ出て、成功を夢見る一家でしたが、そこで立ちはだかっていたのはつらい現実。
以前より貧しい生活に嘆く母親を見て、ミロズマルはエミヴァルを連れて、バスターミナルで歌を歌って稼ぐことに。
2人の少年の夢は、待ち構える大きな悲しみを乗り越えて、現実へとなっていくのです。

ブラジルには日本からの移民もたくさんいて、ドキュメンタリーを見ててもなんて大変な苦労をしたんだろうと思います。
それは何も移民に限らず、ブラジルの人々にも同じことで、家族を養っていくことはなんて大変なことだろうと。考えさせられます。
でも、フランシスコはただ息子を有名にしたいことじゃなくて、このまま子供達に今より豊かな暮らしをさせたいことが願い。
今でもたくさんの国で、「階級差別」のようなことが存在してるんだな。
ラジオのオーディションも何時間も待たされ、結局打ち切られたりして。チャンスも平等じゃない。
大人になってからも、「歌のうまい少年達」は持て囃されても、今は昔だったり。
コンテストに優勝しても、レコーディングに扱ぎつけても、成功はそう簡単にはやってこない…。
なかなかうまいこといかない。それが人生。

これは、「あるミュージシャンの成功物語」なだけではありません。
子を思う親と、それに応えようとする子供達の、家族愛の物語です。
一番好きなのは、息子の曲をラジオにリクエストしまくって、周囲にもお願いするシーン。
自分にできる精一杯の気持ちを、ラジオ局に電話する為のコインに託す父親の愛情。
お給料全部かけて!
家族の長い苦労を経て、やがてブラジルの国民的スターが誕生していくのです。

いい話だったな~。日本でも、いろんな人に観てもらいたい作品です。
家族が嫌いになったら、親子喧嘩したら、ぜひ観て下さいね~。

若いころのお父さんと、大人になったミロズマイルがとっても素敵でした♪(笑)
好みでしたわ~。でへっ。

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by gogolotta | 2007-05-08 22:50 | 映画おたく | Comments(3)

ブラックブック

苦しみに終わりはない・・・
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『ブラックブック』とは、誰も信用できない時代で、唯一真実の書かれた黒い手帳。

1944年、ナチスドイツ占領下のオランダ。ユダヤ人歌手のラヘルは、ドイツ軍に隠れ家を爆撃され、ファン・ハインという男の手引きによって、家族とともに南へ逃げようとす途中でナチスに見つかり、家族を目の前で殺されてしまいます。
レジスタンスに助けられ、髪を染めて「エリス」と名前を変えて生まれ変わります。スパイとしてナチス諜報部のムンツェに近づきますが、やがて彼に惹かれるようになり・・・。

ポール・バーホーベンの監督作品にしては、今までとはちょっと違った雰囲気の映画でした。
ナチスを題材にする映画は最近増えましたが、スパイというのもあまりない描き方で、最初から最後までぐいぐい引っ張っていってくれるエンターテイメント作品です。
途中、ちょっと「こ、これは・・・」と絶句するようなシーンもありましたが、面白かったですよ。
重厚な描き方でもなく、飽きさせないようなストーリーなので、敬遠する人でも違う感想も持つかもしれません。

エリスの強靭な逞しさは美しい。
生きることが難しい状況に置かれた時代をまざまざと見せ付けられました。
スパイとして送り込まれながら、ナチスの将校を愛するようになり、レジスタンス仲間からは裏切り者として見られてしまう・・・。
必死で仲間を救おうとしながらも、反逆罪で投獄されたムンツェを心配しなければならないし。
話の展開がものすごい激動でした。
(ラヘルとムンツェは、実生活でもカップルなんだそうな)

終戦後も安心できるような状況になるどころか、ますます追い詰められてしまい、とうとうムンツェと一緒につかまってしまいます。
戦争が終わったのに、市民たちのあの箍の外れた暴力的な行為は、戦前よりももしかしたらひどいんじゃないか・・・。
誰を責めるでもないんですが、人間というのは怖いものだとつくづく思いました。

映画の最初の方で、ラヘルが公証人スマールに「誰も信用するな」と言われるシーンがあります。
この言葉は、最後まで大きな意味を持つ言葉となってました。
なかなかよく練られた脚本だと思いますよ。
「現在」が1956年のイスラエルで、ラヘルがそこで自分の夫や子供と暮らしているのですが、わざわざその年でイスラエルなのも重大な意味があるのです。
第2次中東戦争・・・。

ユダヤ人の戦いにも、ラヘルの自身の戦いにも、終わりはないんだなと思いました。
ナチスとユダヤの戦いって、考えさせられる要素がものすごく多いんですね。
まだまだ不勉強だわ・・・。

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by gogolotta | 2007-05-01 21:04 | 映画おたく | Comments(2)

フラガール

人生には降りられない舞台がある

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日本アカデミー賞を始め、数々の賞を総なめにした『フラガール』。
観たのはかなり前なので、今更ですが(^-^;

映画の前に、あるテレビ番組で「常磐ハワイアンセンター」とフラダンスを習った少女たちが紹介され、期待を持って観ました。
評判通りいい映画でした!
地味な映画なはずなのに、口コミでロングランになった映画、もう観ましたか?
映画を知らなくても、実話の方を知ってる方もいることでしょう。

昭和40年の福島県いわき市の常磐炭鉱は、大幅な規模縮小に追い込まれ、炭鉱で働く町の人々は失業という辛い現実を目の当たりにします。
石炭から石油へと時代の変化の波は容赦なく彼らを飲み込み、代々炭鉱しか知らない彼らの苦悩。
この危機を打開するべく、会社は「常磐ハワイアンセンター」設立を目指します。

”求む、ハワイアンダンサー”
紀美子は親友の早苗に誘われ、しぶしぶ承諾。
しかし、母の千代や兄の洋二朗には内緒で…。
フラダンスは当時の世間にとっては、理解されるような衣装でもダンスでもなく、説明会で残ったのはわずか4人。
「ハワイアンセンター」は無事にオープンできるのか?
ダンスの講師をするはずのまどかは、飲んだくれで本当に教えられるのか?

女の子たちのひたむきさが、とにかくかっこいい。
先生役の松雪泰子と、蒼井優のバレエで鍛えられたダンスに見惚れてしまいます!
これを観てフラダンスを始めてしまった、某S先輩の気持ちがよーく分かります。
…私、リズム感も運動神経もからきしないけどさ(-_-;
豊川悦司は存在感あるし(好きな役者だし)、音楽はなんとジェイク・シマブクロ~♪

唯一、子持ちでダンスに参加した初子が、息子に応援されながら踊る様子もいいな~と思います。
いろんな理屈で反対する大人達よりも、真っ直ぐな心で母親を応援する少年。いい親子だな~。
富司純子の怖いおかんぶりは驚きでしたが、ストーブを集めるシーンでは泣けて泣けて・・・。

早苗がフラダンスを内緒で始めたことで、父親に殴られ、髪までズタズタにされてしまうシーンがありましたが、その時の父親のショックと、周囲の反対ぶりは、実は映画以上だったと聞きます。
それでも、「自分たちがみんなを救う」使命感に溢れた彼女たちの懸命な頑張りは、心を揺さぶられます。
またまた映画館で、ひとり号泣しました。
久々に、いい日本映画を観たな~。もう一回観たいな、これ。

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by gogolotta | 2007-04-29 09:57 | 映画おたく | Comments(4)

サン・ジャックへの道

人生って、捨てたもんじゃない。

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『サン・ジャックへの道』とは、フランスのル・ピュイからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで1500キロ続く悠々とした自然の美しい巡礼路
世界遺産にも登録されたところで、熊野古道の姉妹路なんだそうです。


この旅の主人公は、仲の悪い三兄弟。母親の遺産相続で弁護士に呼び出されるまで、ろくに連絡も取ってなかった三人なのに、なんと「巡礼路を三人で歩くこと」が相続の条件。
ピエールは薬と携帯依存症、おっかな~い高校教師のクララ、アル中で職なし金なしのクロード。
この三人と一緒に旅をすることになった、ガイドのギイ、高校生のエルザとカミーユ、カミーユを追っかけてきたサイードと彼にだまされて「メッカに巡礼する」と思い込んでいる従兄弟のラムジィ、訳ありそうなマチルド。
かくして9人は、数ヶ月を一緒に歩く旅に出かけるのです。

無神論者で渋々旅にでた兄弟が、仲良くしようとするはずもなく・・・。
三兄弟のとっくみあい、ののしりあいの喧嘩にうんざりするメンバー達。
最初のうちは、「携帯の繋がらないところなんて!」と唯一電波の届く(よく届くな・・・と思うようなところ)木の下を、何人もぐるぐる回る姿が滑稽に見えたほど。
携帯もPCも時々ものすごく邪魔になるけど、でも遠くにいる大事な人に繋がるコミュニケーションツールでもあるんだな、と観ながら思うことがたくさんあります。

一日長い距離を歩くので、荷物を途中で捨てたりするシーンがでてきます。
本当はあんなことしちゃ迷惑なんだけど、人生の中で必要なものなんて、そう多くはないんだってことを感じる瞬間でもあります。
ひたすら歩くのはしんどくても、慣れてくれば景色を楽しむ余裕も出てくる。
映画に出てくる巡礼の道は、自然しかない場所がほとんどで、景観を壊すような建物もない。
心が洗われるような、それでいて孤独が際立って、それさえもが清々しくなるような地。

旅を続けるうちに、だんだんと9人の結束が強くなって、いがみあっていた自分勝手な三兄弟も、次第に心の温かさを持つようになります。
クララが失読症のラムジィに文字を教え、みるみる読めるようになったり。
最初カミーユが教えてたシーンでは、「バカ」っていう言葉が出てくるんだけど・・・フランス語には意味はないのに、日本語がわかる人間には思わず笑ってしまいます。
アラブ人のサイードとラムジィは、キリスト教もイスラム教も「同じようなもの」と何気ない会話を交わしてるんですが、深い言葉だな~。
ギイ達異教徒が教会に宿泊を拒否されると、先頭を切って怒ったのが、一番差別発言が多くて無神論者だったクロード。
いいやつになってました。よかった、よかった。

旅に出てる間でも、遠く離れた家族にもトラブルがあったり、人生っていろいろあるけど、でも最後にはいいこともある。
留守中に妻を親友に寝取られてしまったギイが一番気の毒(-_-;
捨てる神あれば、拾う神あり。
ラストは、ほんとに出来すぎなくらいだけど、嬉しくなりました。

飛行機や列車でどこでもいける時代だからこそ、頭の中をリセットする為に、無駄をそぎ落として自分や人と向き合うような巡礼の旅が、見直されてるんじゃないのかな。
辿り着いた場所で得られるものは、きっとたくさんあるはず。

嗚呼、なにもない旅に出たいっ!

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by gogolotta | 2007-04-24 23:28 | 映画おたく | Comments(9)

ママの遺したラヴソング

「人は一度しか死なない。しかも永久にだ」

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『ママの遺したラブソング』を観ました。
ストーリーよりスカーレット・ヨハンソンが好きなので(^-^;
フロリダで、高校にも行かずにだらだらしてたパースレーン(パーシー)は、同居するろくでなし(死語?)の彼氏から母親の死を知らされ、生まれ故郷に戻ります。
彼氏に見切りをつけて(爆)
ニューオーリーンズの故郷は、パーシーには知らぬも同然の地。
すれ違う人は皆、母ロレーンの死を心から悲しみ、中にはパーシーの幼い頃を知ってる人も・・・。
そんな様子にイライラを募らせるパーシー。
更に神経を逆なでるのが、生家で暮らすボビーとローソン。
遺言で「この家は三人のもの」と言われ、一度は拒否したパーシーだったが、彼らと一緒に暮らす決心をします。

飲んだくれの二人は、元大学教授と教え子。
英文学の教鞭をとっていたボビー、彼に小説を書くように薦められたローソン。
彼らと暮らすうち、パーシーも学校に行き始め、だんだんと落ち着いていく様子が、静かに描かれています。

最初はなんだか惹きつけられないキャラとストーリーで、退屈してしまいましたが、ラストにかけては面白くなってきました。
ジョン・トラボルタをかっこいいと思ったのは、初めてかも(笑)
『サタデーナイトフィーバー』を知らなくても、踊りがうまいんだな~と感心。
倍くらい素敵に見えるのが不思議・・・。
スカーレット・ヨハンソンも、いけいけセクシーモードでなく、清純で可憐。
ローソン役はかっこよかったな~♪

劇中にこれでもかと出てくる引用が、またいい味を出してます。
いい言葉は、何年経ってもいい言葉だな~。

「人生の1ページは破れないが、丸ごと1冊は焼き去れる」(@ジョルジュ・サンド)

カーソン・マッカラーズは知らないけど、『心は孤独な狩人』は読んでみたいと思いました。
生きることから逃げて、迷い苦しむ三人がそれぞれに優しく立ち直っていく姿は、温かい気持ちになります。
ローレンを好きだったよき隣人セシルの、なんともいえない包み込む優しい眼差しが、印象に残ってます。
消したい過去はどれだけ頑張っても消えないけど、前を向いたらもっと素晴らしい今と未来が待ってる、そう信じたくなる映画でした。
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by gogolotta | 2007-04-17 14:19 | 映画おたく | Comments(2)

パリ、ジュテーム

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『パリ、ジュテーム』というタイトルからして、もっと甘々で「おフランス」な映画を期待してたのに、意外でした・・・(^-^;

世界中の旅人を魅了して止まないパリ。
パリにはいわゆるパリジャンやパリジェンヌだけでなく、いろんな国の人々が集う街。
それぞれの街角で、それぞれが見せる、それぞれの形の「小さな愛の物語」。

18人の監督が撮るオムニバス形式の映画です。ちょっと苦手なこの手の映画。
やっぱり懸念したとおり、面白いものとそうでないものの差がありすぎて、最後のほうにはお腹いっぱいになっちゃいました(爆)
キャストも監督もとにかく豪華。
ナタリー・ポートマン、ジュリエット・ビノシュ、ファニー・アルダンが出てるのは、結構面白かったですね。
個人的には、ジェラール・ドパルデューが割と好きなので、思わず笑ってしまいました。
アラブ人の女の子は可愛かったし、コーエン兄弟の作品と、パントマイムのカップルの話は、劇場中が笑いの渦でした(笑)
でも、イライジャ・ウッドのはなんだか・・・ちょっといただけません(好きな方には申し訳ないんですが)
なんであれがパリで???
マギー・ギレンホールはどの映画でもあんまり好きなタイプじゃないのがな・・・。

パリ全20区のうち、18区までが上映されたんですが、あとの2区も実は撮影されてるとかいないとか。
どうして全部上映されなかったんだろう。
一話があまりにも短すぎて、ちょっと消化不良でした。
期待したおバカで笑える「おフランス」もそんなになかったし・・・。残念だなぁ。
そっか、「外国人が主役」なんだから当然だ。納得。


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by gogolotta | 2007-04-11 23:48 | 映画おたく | Comments(8)

今宵、フィッツジェラルド劇場で

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30数年続いてきたラジオ番組『プレイリー・ホーム・コンパニオン』の最後の夜。
一癖も二癖もある人々が、いつもと同じように楽屋入りをします。
司会者のキーラー、ヨランダとロンダの姉妹デュオ、自殺の詩を書くヨランダの娘ローラ、下品なジョーク好きのカウボーイコンビ・ダスティとレスティ、探偵気取りのボディーガード・ノワール・・・。
ただいつもと違うのは、ラジオ局が買収され、今夜が最後の公開生放送だということ。

豪華な主演者が魅せる、様々に絡み合った人間模様、というにはあまりにも陳腐な表現かも。。
でも、ラジオ番組の舞台裏をそのまま描いています。
時間が遡ったりする事もなく、番組が進むのと同じ速度で流れていくストーリーなので、会話の中からいろんな過去を読み取り、感じる事が出来ます。
音楽番組なので、個性的な歌(これぞアメリカンソング!)を聴かせてくれるので、そのまま公開番組を観ている感じでした。
よくも悪くも「アメリカだな~」としみじみ。
司会者のキーラーは、実際の同名番組の司会者! 
なるほど、だから臨場感があるんだ・・・。納得。

劇中で、番組の名物歌手が楽屋で亡くなるシーンがでてきます。
長年過ごした場所で、自分の出番を終えて、音楽をかけ蝋燭をともし、恋人を待ちながら。
(しかもいちご柄のパンツをはいて 笑)
「老人の死は悲劇ではない」と泣き崩れる恋人(いいおばあちゃんなんだけど)ささやく白いトレンチコートの美女のセリフ。
(しかも彼女は天使だった)
彼にとっても、そしてこの映画を撮った監督ロバート・アルトマンにとっても、いい人生だったんだなと思えるような、そんな穏やかな雰囲気が漂ってました。
アルトマンの作品は『プレタポルテ』『クッキーフォーチュン』が好きでした。
映画のラストはそのままアルトマンのラスト。

”ありがとう、そしてさようなら”
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by gogolotta | 2007-04-10 23:31 | 映画おたく | Comments(2)

ホリデイ

人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある
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『ホリデイ』は、恋に破れたアマンダとアイリスが、人生最悪のクリスマス休暇をホームエクスチャンジをして過ごす決心をしたことから物語は始まります。
アメリカとイギリス。
「全く異なる環境に身を置くことで、気分転換をはかりましょう!」
画期的なアイデアですね~。
お互いの家を期間限定で交換しようなんて、大胆です。
私も、こうやって何もかも放り投げて飛び出したい!
アマンダもアイリスも、一見性格が正反対にも見えますが、どうも似てますね。
・・・この年頃の独身女性は、そんなものなのか?(爆)

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でも、二人ともとにかく憎めないし、可愛い!
アイリスが、L.A.のアマンダの家(プール付きの豪邸!)に感激するシーンなんて、微笑ましい。
ロンドン郊外のアマンダの家も、絵に描いたような「田舎のイギリスのおうち」で、セクシーな兄がいるとは完璧(笑)
どっちの家も素晴らしい。住んでみたいな~。

アマンダはアイリスの兄グレハムと、アイリスはアマンダの元彼の友人マイルズとそれぞれ出会い、今までの自分の価値観を捨て去って、新しい人生を踏み出していく様子が、とても優しく、そして楽しく描かれています。
涙もろいジュード・ロウにクラクラ~。
「愛の始まりは、旅の終わり」と言ったのは、かの有名なイギリスの文豪だそうですが・・・。
彼女達が新しく出会う周囲の人々も、とても魅力的。
私は特に、アーサーが気に入りました。
往年の名脚本家で、90歳のおじいちゃんですが(笑)
思わず笑ってしまったり、じーんと胸を打たれるシーンがあったりと、とにかく最後まで面白かったです。
大好きなモリコーネの曲が流れてただけで、感無量。あの曲もあの映画も大好きだ~!!
多くを語るのはやめておきましょう。

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最近のもやもやが吹っ飛んでしまうような、心が和む映画でした。
ほんとにいい映画だったので、特に独身女性にお薦めです♪
ワタクシ、これから旅に出ますので探さないで下さい<(_)>

・・・嘘ですってばよ・・・。
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by gogolotta | 2007-03-28 23:17 | 映画おたく | Comments(5)

ドリームガールズ

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1981年にブロードウェイで初演され、翌年には6部門でトニー賞にも輝いたミュージカル
ダイアナ・ロスとザ・スプリームスがモデルになった映画『ドリームガールズ』は、今年のアカデミーでも助演女優賞などを獲得しました。
監督は『シカゴ』のビル・ゴンドン。
『RAY/ レイ』でアカデミー主演男優賞を獲ったジェイミー・フォックスと、グラミー賞シンガー、ビヨンセを主演に向かえたこの映画は、噂に違わぬ面白さでした。
エディー・マーフィーが落ち目の歌手役。
ここで一番の魅力を放つのが、助演女優賞に輝いたジェニファー・ハドソンです。
ド迫力でしたよ、彼女のソウルフルな歌声は!
「これだけでも一見の価値あり」というのも、嘘じゃありませんでした。

1962年のデトロイト。
エフィー(J・ハドソン)、ローレル、ディーナ(ビヨンセ)の仲良し三人は、コーラスグループ”ドリーメッツ”を結成し、コンテストに出場しながらチャンスを夢見ていました。
ある夜出場したコンテストで、カーティス(J・フォックス)という男に見出され、デトロイトのスター、ジミー(エディ・マーフィ)のバックコーラスを努める事になります。
「黒人でありながら、白人にも受ける」彼女達は、瞬く間にヒットを飛ばし、スターへの道を駆け上がります。
しかし、野心家のカーティスは更に彼女達を売れるようにするために、グループで一番の歌唱力を誇るエフィーをリードから外し、代わりに美人のディーナをセンターにします。
人一倍歌が好きで、しかもカーティスと付き合っていたエフィーは傷つき、グループから去っていきます。
新しいメンバーを向かえ、R&Bからポップスへと、時代の流れに乗っていき、絶大な人気を得ていきました。
でも、売れれば売れるほど、彼女達の心は孤独になっていきます。
これで本当にいいのだろうか? 自分達の歌はどこへいってしまったんだろうか?

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カーティスがだんだん嫌なやつになっていくんですよ…。
最初は、彼女達をなんとか売れるようにしようと、白人の妨害に対抗して、がんばる敏腕マネージャーなんだけど。
ディーナと付き合うようになってから、どうもおかしい。
美人だし、エフィーみたいに自分本位でもないんだけど、最初のほうは全く個性がないお人形さんみたい。
それがリードを取るようになったから、見違えるように輝いてましたね。
そういう人が奥さんだったら、いろんな野心を持って当然なんだろうけど、カーティスは自分の目でしか奥さんを見てなかった。
妻としてより、「スターとしての商品価値」でしか、彼女を計ってなかった。
エフィーに対しても、もっと親身になっていたら、グループを去らなくてもよかったのかもしれないし、うんざりして逃げてしまったのは男の風上にも置けませんね。

実はエフィーは、カーティスの子供を身籠ってだんですが、カーティスからも仲間からも、作曲家である兄からも見放されてしまうんです。
それで彼らには知らせず一人で育てることになったんですが、彼女のその孤独と絶望は想像に余りあります。
一度に何もかもを失ってしまうんですから。
唯一の生きがいである歌までも…。
長く悩んできた彼女達は、やがて「自分らしく」リスタートします。
夢だけ追えばいいってもんじゃないし、現実は厳しく、ショービズはドロドロ。
でも、立ち止まって考え、余計なものを取り去った彼女達が見せるラストは、いっそ清々しいです。


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要所要所で、エフィーやディーナ、ジミーの歌う場面が出てきますが、聴き比べても面白いです。
歌い方も歌のジャンルも、それぞれの個性が出てます。

それにしても、このキャストもすごいですね。
役柄と実際のキャスティングが見事に一致してます(笑)
ビヨンセも主役だし歌もうまいのに、ジェニファーの迫力の前には霞んでしまう(^-^;
スクリーンで観ると一層美しいし、決して嫌いな声じゃないんだけど、こればっかりはなんともね~…。
さらっと楽しめる分かりやすい内容で、音楽が聴かせます。
大好きです、ミュージカル映画!(^-^)v
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by gogolotta | 2007-03-15 21:46 | 映画おたく | Comments(5)

つれづれに日々のことなど。たま~にですが。


by gogolotta
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