カテゴリ:映画おたく( 72 )

マリー・アントワネット

恋をした、朝まで遊んだ、全世界に見つめられながら
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世界で最も愛され、憎まれたフランス王妃、マリー・アントワネット。
歴史を知らなくても、『ベルばら』を筆頭に様々なエピソードで有名な彼女の、ティーンエイジャーとしての姿を描いたのが、この映画です。
今年は生誕250年だとかで、なーんとヴェルサイユ宮殿でのロケを敢行!!
セットではない、本物の宮廷生活を垣間見る事が出来ます。
太陽王といわれたルイ14世の造った宮殿は、「なんでパリからこんな田舎に・・・」と大変不評だったとか。
この辺りは、『王は踊る』で観てみてください。
『仮面の男』『宮廷料理人ヴァテール』など、いろんな角度から観る事が出来ます。
私は観た事はありませんが、ヒラリー・スワンクの『マリー・アントワネットの首飾り』なんてのもありましたね。
ミュージカルも今大阪で上演中です。


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さて、評価のもっぱら低い(失礼)この映画、観てもやっぱり思ったとおりでした(^-^;
なんといっても、中身がない。
わざとそうしてるのかもしれないくらい…。
これは歴史超大作でも、メロドラマでもなく、あくまで「青春映画」ですから、かえってこのほうが「らしい」のかもと思う次第。
パステル調がなんとも愛らしく、たぶん実際もこうだったんだろうなと思ってしまうほど。
美味しそうなお菓子の数々は、老舗ラデュレのもの!!
食べたかったな~、こんなにいっぱいのケーキ♪
靴もドレスも、ほんとに可愛くて、楽しくなります。
なぜかスニーカーがちらっと映ったんだけど(笑)
ヴェルサイユの調度から小道具に至るまで、凝りに凝って造られてます。
この時代が「現在」のような感覚で楽しめます。
だって、私の印象では、フランス宮廷は「虚飾の塊」なんだもの。
音楽は好みじゃなかったけどね~…。


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主演のキルスティン・ダンストは、好きな女優でもないし、決して美人とも思わないけど、この映画ではとっても愛らしく映っててびっくり!
こういうコスチュームがよく似合ってます。
華はないけど、演技力は高く、多感な思春期に誰一人味方のいないフランス宮廷に送られ、孤独に耐える為享楽に溺れた王妃の悲しさが、観ていてもそんなに不快には思いませんでした。
わくわくしながら結婚生活に突入しても、蓋を開ければ毎日が儀礼の連続。
しかも、ダンナにどんなに色仕掛けで迫っても、すげなくあしらわれてしまったシーンが度々登場しますが、ほんとに可哀相で「がんばれ~!」って思いましたよ(^-^;
周囲の目が痛いほど注がれてるのに、義妹に先を越されちゃって。
どの国でもどの家でも、男の子が生まれないと嫁は大変な苦労を強いられるんだな。
そんなのは、ちょっと前まで当たり前だったし。
王妃としてよりもひとりの女性としてのプライドまで、ズッタズタにされてしまうんだもの・・・。
結婚してから10年近くも子供に恵まれなかったんですよね。

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by gogolotta | 2007-03-03 22:16 | 映画おたく | Comments(10)

あなたになら言える秘密のこと

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『死ぬまでにしたい10のこと』のイサベル・コイシェ監督と、主演のサラ・ポーリーが、再び素晴らしい映画を作り上げました。
それが『あなたになら言える秘密のこと』です。
誰にも打ち明けられない秘密を抱えたひとりの女性が、ある出会いをきっかけに人生の希望を持ち直す物語。
前作同様、とても深い悲しみに満ちたストーリーでしたが、どんな困難にあいながらも前を向く、女性の芯の強さに魅せられる作品でもあります。

工場で淡々と、しかも誰よりも熱心に働くハンナは、上司から1ヶ月の休暇を取るように命じられます。
ハンナの目には何も映っていないようにも、何かを映す事を拒否しているようにも見えました。
何もない部屋、リンゴとチキンと白米しか入っていない冷蔵庫。開封されない手紙。
ある女性に電話を掛けながら、ひとことも言葉を発しない彼女。

あてもなく立ち寄った旅先で、ある男の看病をすることになります。
場所は、石油採掘現場。絶海の孤島とも呼べるところ。
ある意味で、人との距離を置くハンナの心のような・・・。
事故によりひどい火傷を負った男ジョセフを看病し、現場の一風変わった男達と接するうちに、ハンナの表情は少しずつ解れていきます。
閉ざされた環境の中で生きる誰もが皆、内に暗い影を持ちながらも、優しい男達です。
起き上がる事も、自分でごはんを食べる事もできないジョセフは、自分の名前も明かさないハンナに、彼自身の過去を話します。
そして、ハンナもまた、ジョセフに自分の過去を語りだすのです。
とても重く、悲しみに満ちた”秘密”を・・・。


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ジョセフ演じるティム・ロビンスの演技力と存在感は、素晴らしいです。
寝たきりで話すだけがほとんどの役柄なのに、ジョセフの魅力がありありと伝わってきます。
ハンナ役のサラ・ポーリーも、清潔で芯の強さが光ります。
ふたりとも政治活動に熱心なことで知られていますが、それが映画の中でも生かされているのかもしれません。
ハンナの抱える秘密は、女性としてとても大きな衝撃を受けましたが、同時に現代の日本人である私には、とうてい理解しきれない背景がそこには存在します。
映画の中でも語られましたが、バルカン半島で起きた悲惨な戦争は、そんなに昔のことではないのに、世界中でどれだけの人々が覚えているでしょうか。
『ホテル・ルワンダ』でも思った事ですが、ニュースには映らない信じられないような悲劇は、本当に幾つもあるのです。
それを思うたびに、今の自分がどれだけ幸せなのかを改めて知ることになりました。

油田が舞台の大半を占めていますが、私はこういう風景がとても苦手です。
心もとないし、海の中に吸い込まれそうな恐怖感に捕らわれてしまうので(^-^;
そんな中で、アヒル(なんだかガチョウなんだか)のリサが和ませてくれました。
それから、ハンナの秘密を知ったジョセフの涙と温かく彼女を包む大きな手も。
一番好きなシーンです。
ラストでは、男は女の海の中に包まれるものなのかなと、ある小説を思い出しました。
ハンナの涙の海で、泳いで見せると(カナヅチなのに)断言したジョセフ、いい男です!

それから余談です、映画の中に出てくる『ポルトガル文』という短編。
何の本だろうと思っていたのですが、17世紀のポルトガルの尼僧マリアナ・アルコフォラードが
恋人のフランス軍人シャミリー侯爵に宛てた5通のラブレターなんですね。
失恋経験者の必読書だとか・・・。そんな本を、愛した人に贈るジョセフも意味深なことをしますね。


あなたにも、誰にも言えない秘密がありますか?
私はありますが、やっぱり言えません(笑)

☆どうでもいいことですが☆
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by gogolotta | 2007-02-27 23:01 | 映画おたく | Comments(3)

マッチポイント

f0001378_22391238.jpg愛に負けるか、欲に勝つか。
それでも人生は、運が決める・・・。


ウディ・アレンなのに、今まで観た彼の作品とは、一味も二味も違う『マッチポイント』
スカーレット・ヨハンソンが出ていたので、気になって観ました。
監督自らが出演してない! 
しかも、舞台がN.Y.でなくロンドン!?
加えて、コメディでもなく、セリフもいつもより短め(爆)

元テニスプレイヤーのクリスは、会員制クラブのコーチの職を得、そこで上流階級の御曹司トムと知り合い、ロイヤルオペラへ誘われます。
そこで紹介されたトムの家族にも好印象を与え、とりわけ妹クロエに見初められ、彼女と交際する事になります。
貧しい生活から抜け出すため、アイルランドを出た向上心の強い青年に訪れる願ってもいないチャンス。
トムの婚約者で女優の卵、アメリカ人のノラに惹かれながらも、クリスは人生の幸運を手にするため、クロエと結婚します。
義父の経営する一流企業でも順調に出世し、絵に描いたようなリッチな生活を送るクリスでしたが、子供を欲しがるクロエに煩わしささえ感じるようになったとき、ノラと再会。
妻と愛人との二重生活を始めてしまいます。


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ノラとの愛に溺れながらも、社会的な地位と財産をどうしても捨てられないクリスでしたが、なんとノラとクロエがほぼ同時に妊娠。
うろたえるクリスは、やがてとんでもない結末を思いつき・・・。

コミカルで自虐的な雰囲気はなりをひそめ、深遠で皮肉のきいた上品なサスペンスに仕上がっています。
クリスはなんてひどい男だったんだろう(>_<)
野心家なのも男の魅力ではある。
やっとの思いで手に入れた地位が、捨てられないのも分かる。
でも、なんだか度量の狭い男だよ・・・。
妊娠したノラが離婚を迫る気迫に、たじろぐのも無理ないけど(^-^;
ラストはびっくりでした! いろんな意味で・・・。
「罪の意識を背負いながらも、形だけは完璧な人生」って、一体何の意味があるんでしょう。

上流社会の時代に取り残されたような優雅な生活ぶり。
ジェーン・オースティンの頃とそんなに変わってないんじゃないのかも?
ロンドンの街並や、とりわけテートモダンが懐かしかったです。
クロエがあそこで迷うのもよく分かる。展示物は意味分からないけど(笑)

人生って、確かに運も大事だけど、それだけじゃ中身も味もないものになっていくと思うのは、単なる僻みなのかしらん(爆)
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by gogolotta | 2007-02-24 22:36 | 映画おたく | Comments(2)

ゆれる

f0001378_20401329.jpgやっと『ゆれる』を観ました。

母親の一周忌で田舎に帰った著名なカメラマンの猛は、久々に家族と再会を果たすが、父親とは相変わらず険悪なムードのまま。
そんな二人をとりなしたのが、兄の稔でした。
ガソリンスタンドを経営する父の後を継ぎ、優しく温厚で腰の低い彼は、猛とは正反対。
母親の葬儀にも来なかった弟を、温かく気遣ってくれました。
幼い頃の思い出がつまった渓谷へと誘いますが、猛は昔の事を覚えていませんでした。
稔の店で働く幼馴染みの千恵子と再会しますが、兄には内緒で彼女のアパートへ上がりこむ稔。
稔が千恵子に好意を寄せていると知りながら・・・。
夜遅く帰宅した猛を待っていた稔は、猛にある嘘をつきます。

翌日、千恵子と兄弟はいろんな思いを隠しながら、蓮美渓谷へと向かいます。
ひとりはしゃぐ稔の耳に届かないところで、千恵子は猛と一緒に東京へ行き退屈な人生から抜け出したいとけしかけますが、あっさりとかわされてしまいます。
ひとりで吊り橋を渡っていく猛。
更にそれを追いかけた千恵子でしたが、橋の途中で稔にしがみつかれ、彼の手を思い切り振り払ってしまいます。
猛がふたりの姿を見た瞬間・・・。
千恵子は激流に流され、命を落としてしまいました。

不幸な事故だったと決着がついたある日、稔は店で客に逆上し、取調べを受けた警察で「自分が千恵子を殺した」と言ってしまい、逮捕されます。
兄の無実を信じていた猛は、弁護士の伯父に依頼し、兄を救おうとしましたが、稔はそれまでとは違った顔を見せ始め・・・。

裁判の過程で見え隠れする、今まで身近すぎて気にもしなかった家族の本当の気持ち。
吊り橋のように危うく揺れ動く心が、自分の見たものまでも歪めてしまうのか・・・。
疑いで曇った目には、真実は「真実」として認識されるのか、正直私も分かりません。
見えるものの姿はひとつでも、それを捉える方法も人それぞれ。
心を揺さぶられる、まさにそんな映画です。

そういう人の心理の微妙さを、見事に描いたドラマでした。
主演のふたりの演技が、とても素晴らしい!
オダギリジョーが、こんなにいい俳優だとは思った事ありませんでした(^-^;
香川照之は、こういう「温厚そうだけど怖い」男性を演じたら天下一品。
欲を言えば、もうちょっと千恵子とのことを描いて欲しかったな。

評判どおりのいい邦画でした。
ラストシーンが泣けました~!
とにかく、機会があったら観て下さい。

しかし、なんでキム兄が検事役?(爆)
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by gogolotta | 2007-02-24 20:36 | 映画おたく | Comments(6)

善き人のためのソナタ

f0001378_22472862.jpg1984年の東ドイツ。社会主義のもと、国民を恐怖で忠誠を誓わせ、ひとり一人を完全に監視し支配していた暗い時代。
その中枢を担っていたのが、シュタージという組織でした。
そこに所属するヴィースラーは、上官グルビッツから「劇作家ドライマンとその恋人、女優クリスタを監視せよ」という命令を受けます。
彼自身、ドライマンは反体制のにおいを嗅ぎ取り、怪しいと思っていた人物。
優秀な監視員だったヴィースラーは、ドライマンの家中に盗聴器を仕掛け、昼夜監視し続けます。
ドライマンの周りには、反体制の芸術家達がひしめいていましたが、国家に職を剥奪された演出家イェルスカから、誕生日に一冊の楽譜を贈られます。
その直後、イェルスカは自殺をしてしまうのです。
それが『善き人のためのソナタ』でした。

「この曲を本気で聴いたものは、悪人になれない」

その言葉とともにこの曲は、ヴィースラーにとって催眠術のような変化をもたらすのですが・・・。


f0001378_22492267.jpg一方、イェルスカの自殺にショックを受けたドライマンは決意をします。
この国家の現状を、西側のメディアを使って世界に告発する事を。
それは多くの危険を伴い、自分や恋人の命さえも奪いかねない賭け。
それを知ったヴィースラーは、上官への報告をする手を止め、見逃してしまいます。
この「善き事」が動かす、ヴィースラーとドライマン、恋人クリスタの運命。

この映画で感じたのは、まずほんの十数年前にこんな国家が存在し、戦争に負けても尚ナチスに匹敵するようなシュタージという組織があった事実への衝撃でした。
しかしそれよりもリアルだったのは、善い事をして、ドライマンを救ったはずのヴィースラーだったのに、クリスタの死によってやるせなさがどうしても消えない事。
恋人を裏切った後悔を抱きながら死んだクリスタは、国家が生んだ悲劇だったに違いありませんが、全てがうまくいく寸前で、かみあわなくなった歯車が生んだ悲劇が最後まで苦く残ります。
シュタージは、愛する人でさえ守れない、無力な人間に変えてしまう力を持ち、人間としての尊厳を奪ってしまう。
どれだけ多くの「声なき犠牲者」がいたことでしょう。

今でも大きな遺恨を残すドイツの暗い過去。
統一されて、自由になったはずなのに、幸せになりきれない旧東側の人々が数多くいるのは事実です。
しみじみといろんな事を考えさせられる秀作でした。
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by gogolotta | 2007-02-20 22:45 | 映画おたく | Comments(7)

007/カジノ・ロワイヤル

f0001378_23135856.jpg今回で21作目となる「007」シリーズの最新作『007/カジノ・ロワイヤル』は、昔パロディ映画みたいなので撮られましたね。面白くなかった記憶があるけど・・・。
"00"になったばかりのジェームズ・ボンド。
ダニエル・クレイグが抜擢された時、あまりのショックに卒倒しそうになりましたが、観てみるとどうしてどうして。
素敵すぎます~♪
あの鍛えた体と、ブルーアイズにうっとりしました。セクシーだわ~!

なにしろ、小学生の時に初めてテレビで観て以来、このシリーズの大ファン。
「理想の男はジェームズ・ボンド」と言って、両親を呆れさせました(爆)
大好きなショーン・コネリーのイメージとは、対極のピアース・ブロスナンの評価が高かっただけに、この新ボンドはどうかと危惧されましたが、英国では興行収入うなぎのぼりだったとか。
なにも考えずに楽しめる作品に仕上がってます。
ブロスナンより好きなタイプ。うふ♪


f0001378_23141842.jpg蛇と高所が大嫌いな私にとっては、冒頭は本当に直視できないくらいでしたけど(笑)
長年のファンにとっては、意見の分かれるところだったと思います。
Qさえ出てこないし、ボンドカーは活躍することなくさっさと壊れるし。画期的な新兵器の「遊び心」なんかも、ほとんどなし。
ボンドが自らの肉体で戦うシーンが多かったですね。
洗練された前作までとは、全くタイプは違って、人間くさい気配がしますけど。
そんなことを言ってしまば、今までの作品もストーリー事態は「???」
007は流れに乗って、観終わった時に「面白かった!」って楽しめるものなのです。
今回の悔いといえば・・・ポーカーのルールが分からなかった事(涙)
このストーリーのメインだろう!!

これが、序章。
エンドロールにもあったとおり、またこのボンドが観たいです!
そいでもって、ぜひQを出してちょうだい~。
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by gogolotta | 2007-01-24 23:13 | 映画おたく | Comments(12)

リトル・ミス・サンシャイン

f0001378_21553693.jpg『リトル・ミス・サンシャイン』は、チビッコのミスコンを中心に繰り広げられる、「かなり変な家族」の崩壊と再生の物語です。

黄色いバスに乗って、延々とカリフォルニアを目指すフーヴァー一家。
目的は、オリーヴの「リトル・ミス・サンシャインコンテスト」。
家族揃って意気揚々・・・のはずが、見事にバラバラ。
まず父は「9段階の云々」と持論を引き出し、何でも勝ち負けにしてしまうデリカシーに欠ける人。
ニーチェに傾倒した兄は、空軍パイロットになれるまで無言を通す決意をした、読めない性格。
オリーヴにコンテスト用ダンスを教えた祖父は、ヘロイン中毒のスケベ爺さん。
そんな家族を、なんとか宥めようとする、苦労の耐えない母。
おまけに、そこへ現れたのが、自殺未遂をしたプルースト学者でゲイの伯父。・・・一番損な人。

道中では、いろんな「事件」が起こります。
不穏な家族の空気に包まれ、壊れる車。
同じように家族も壊れてしまうのか。
父親のデリカシーのなさは、良くなるのか。
兄は口をきくようになるのか。

そして、オリーヴのダンスは!?

評判通り、良い映画でした。
ぽっちゃりしたオリーヴが、とにかく可愛い!
ミスコンに出てくる子供は、妙なバービー人形みたいに、スタイルも顔も変だし、全然可愛くない。
子供らしい体型で、お化粧も一番薄いオリーヴを応援したくなります。
普段は分厚い眼鏡をかけてるけど、それもキュート♪
どんな家族にとっても、女の子は「ミス・サンシャイン」なんですよね~。

お人形さんで遊んでた頃を思い出すような、可笑しくもあり心温まる家族の物語です。
嫌な事もあったけど、楽しいこともたくさんあったし、人生っていいものです。
愛すべき家族がいるなら、まだまだ捨てたものじゃないですよ!
・・・ミスコンは、馬鹿げてるけど(爆)

人生、笑ったもん勝ち~!!

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by gogolotta | 2007-01-23 21:53 | 映画おたく | Comments(4)

幸せのちから

f0001378_2241477.jpg全財産21ドルから立ち上がった父子の、実話に基づいた感動作。
それが『幸せのちから』です。





「われわれは、自明の真理として、すべての人は平等に造られ、造物主によって、一定の奪いがたい天賦の諸権利を付与され、その中に生命、自由および幸福の追求のふくまれることを信ずる」

トマス・ジェファソンのアメリカ独立宣言にある言葉です。
物語の中で、主人公クリスは疑問に思います。
「幸せの”追求”?」
幸せそのものではなく? いつまでそれを追い求め続けなければならないのか・・・。

仕事も家庭もうまくいかず、模索し続けるクリス。
税金や家賃の支払いは滞り、妻には捨てられても、幼い息子だけは手放さない決心をします。
クリス自身、父親とは28歳で初めて会い、それ以降自分の子供には父親のいない人生を味あわせたくなかったから。
高額な医療器具を売る仕事は、さっぱりで、家には在庫の山。
それを支え続けたのは、ひとえに懸命に働く妻だったのに、彼女の忍耐もそれは大変なものがあったはず。

・・・とまあ、私はここで奥さんの肩を持ってしまいました(-_-;
夢だけじゃ生活は出来ないしね~。
父親もそりゃ必要だと思うけど、母親がいなくなるのは、子供にとってはどうなの?
奥さんから子供を奪うシーンでも、ちょっと利己的に見えてしまう辺り、私も女なのね・・・(爆)

そんなクリスは一大決心をします。
赤いフェラーリに乗った見ず知らずの男性に、
「どうすればそうなれる?」
と尋ねたところ、
「株さ」
男性が株の仲買人だったことから、クリスも証券会社の養成コースを受講し、正社員採用の道を目指すことになるのです。
しかし! 20名の中から、正社員に採用されるのは、たったの1名。
しかも、半年間の受講中は給料なし。
滞納で家を追い出され、妻には逃げられ、息子を養わなくてはならない。
モーテルに住み、必死に頑張ったクリスは、受講の合間を縫って在庫の山を捌く事に成功します。
その安堵もつかの間。
今度は、政府から税金の滞納分を一気に引き落とされ、口座から稼ぎは消えてしまうのです。
とうとうホームレスになってしまう親子。
地下鉄のトイレで、息子を寝かしつけながら、声を殺して泣くクリスに胸を打たれます。
愛する子供のために、幸福をつかもうとする彼の「ちから」が、やがて成功へと導くのです。

実際は、ホームレスも半年ではなく、1年以上だったそうですし、映画で見るよりずっと過酷だったに違いありません。
残念なのは、ストーリーにいまいち盛り上がりが欠けてしまったように感じる事。
サクセスストーリーよりもあえて、親子愛を重視したのかもしれませんが、どっちも中途半端だった気がします。
ちょっと物足りなくもあった感が否めませんが・・・。
本を読んだ方が、面白いかもしれませんね。
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by gogolotta | 2007-01-19 22:10 | 映画おたく | Comments(0)

敬愛なるベートーヴェン

「孤高の音楽家ベートーヴェン、歴史に隠されたもう1つの物語。“第九”誕生の裏に、耳の聴こえないベートーヴェンを支えた女性がいた」

f0001378_22472492.jpg『敬愛なるベートーヴェン』。これは架空の物語です。けれども、ベートーヴェンの音楽に偽りはありません。
有名な交響曲第九番の初演を控えたベートーヴェン(かなりの悪筆で有名)の写譜を手伝う事になった、作曲家志望のアンナは、「女なんぞ!」と激昂する彼にひるむことなく、彼に正面から向かい合います。
粗野で下品、怒りっぽいときたら、誰しも敬遠するのは当たり前。
なのにアンナは、これを好機と受け止め、彼の音楽を尊敬し、彼を支えます。
ベートーヴェンが溺愛する甥のカールにさえも、敬遠される孤独な魂。
それに寄り添いながら、アンナは第九の譜面を写し続けます。

この映画の見所は、第九の初演シーン。
難聴で全く耳が聞こえないながらも、自らタクトを振る事を主張し続けたベートーヴェンは、舞台の影からのアンナの助けによって2時間の演奏を乗り切りました。
ダイナミックで美しいオーケストラとコーラスの紡ぎ出す音の洪水に、圧倒されました。
それだけで観る価値はあります。ベートーヴェンがお好きならば。

物語の終章は、『大フーガ』の作曲と、ベートーヴェンの病の悪化と合わさって、一気に下降していきます。
第九で観衆に熱狂されながらも、この曲の難解さは周囲の理解を得られませんでした。
交響曲第五番『運命』でさえ、メンデルスゾーンの出現まで、成功を見なかったと言いますから、珍しい事ではありません。
けれども、彼の曲を敬愛するアンナには、「神の声を聞く」ベートーヴェンが分かるのです。
たとえ、曲自体は理解できなくとも。
アンナに対して、寂しそうな安堵の表情を浮かべる表情が印象的でした。

ベートーヴェン役のエド・ハリスの演技力と、アンナ役のダイアン・クルーガーの美しさが際立ってました。
『不滅の恋 ベートーヴェン』も良い映画でしたね。
ベートーヴェンの音楽は、何度聴いても素晴らしいです。
第九はまだ歌った事がないので、一度歌ってたいんだけどな~。
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by gogolotta | 2007-01-09 22:44 | 映画おたく | Comments(3)

プラダを着た悪魔

f0001378_22223623.jpg『プラダを着た悪魔』は、想像通り気軽に楽しめるコメディ映画です。
嫌な上司というものはどこにでもいるけど、ここまで横暴なのはいないんじゃないかという・・・(^-^;
メリル・ストリープ演じる、「ファッションの守り神」敏腕編集長ミランダがものすごく怖いです(笑)
大学を卒業し、ジャーナリストを目指すアンディが、ファッションに全く理解のない"ダサい"女の子から、華麗に変身するストーリー。
何を間違ったか、ミランダのアシスタントに採用され、彼女に振り回されながらも、着実に仕事をこなしていく様は、まさに予想通り。
でもアンディ役のアン・ハサウェイは、”ダサく”ても十分可愛かったですよ。
でも、朝から晩までなり続ける『ホットライン』の携帯・・・。
よくノイローゼにならなかったと、尊敬します(爆)
ミランダの注文も、面白いくらいにすごかった。
「ハリケーンで欠航になった飛行機を飛ばせ」
「ハリポタの出版前の原稿を、4時間後に入手せよ」
こんなの言われても、こなせる方が立派です。
私が昔一緒に仕事をしてたボスもひどかったけど、さすがにここまでは・・・(黙)

ストーリーが分かってても、ファッションを見てるだけで楽しいし、考えさせられることもあります。
自分のやりたい事や、信念を貫くアンディは素敵だし、やっぱり女は外見も磨かなくてはね~。
疲れたときに観るとちょっとすっきりする気がしました。
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by gogolotta | 2006-11-29 22:02 | 映画おたく | Comments(2)

つれづれに日々のことなど。たま~にですが。


by gogolotta
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